前回、シャンク病の話2 試行錯誤編 にて、シャンク病地獄の中、藁にも縋る思いで練習場のレッスン生になった話を書きました。
第一回のレッスンは不発でしたが、今回は、第二回のレッスン以降の話になります。
レッスンプロの前でシャンクが…
前回シャンク病の話2 試行錯誤編 にて、まだ、27歳の当時、突然発症した重度のシャンク病を治すべく、練習場のレッスン生になった話を書きました。
そして、第一回のレッスンでは、レッスンプロの前で肝心のシャンクが出ずに、シャンクの原因は分からないままでした。
第二回のレッスンも同様でした。レッスンプロに見てもらう前は、シャンク連発なのですが、レッスンプロがいよいよ見てくれるというところになると、ギリでシャンク回避したヒール球になるのです。
そして、オーバースイングを修正しろと指導されただけでした。
第三回のレッスンのときに、いよいよその時が来ました。
レッスンプロに見てもらいながら、6番アイアンでフルショットを開始すると、一球目、二球目はぎりぎりシャンクを回避したヒール球でしたが、三球目でいつものシャンクが出たのです。
私は、後ろで見ているレッスンプロに振り返り、「これがいつも出るんです。なんででしょうか?」と必死に形相で尋ねました。
レッスンプロの答えは…
レッスンプロは、「バックスイングを小さくしないとね。」と同じことしか言いませんでした。
私は、「バックスイングが今のままでも、以前はちゃんと当たっていたんです。それが急にシャンクだらけになってしまったのですが、他に原因はありませんか?」と藁にも縋る思いで、食い下がりました。
それに対して、レッスンプロは、「とにかく、バックスイングを小さくしないと、いろいろとミスショットが出る。」と同じことしか言いませんでした。
結局、最後の第8回まで、レッスンプロからは、バックスイングを小さくしろ以外のアドバイスはありませんでした。
こうして、レッスン生の2ヶ月間、シャンク病が治ることはありませんでした。シャンク病を発症してから、5ヶ月が経とうとしていました。
いよいよ決断する
結局2ヶ月間のレッスン生になりましたが、シャンク病は治らず、もう、これはパターのイプスのような精神病的な症状だと思いました。
おそらく、フェースの真ん中で打つ感覚がズレてしまって、真ん中で打とうとするとソケット部に当たってしまう、心と体の動きがバラバラになっている症状だと考えました。
こうなると、もう、ゴルフを続けることは不可能です。27歳の私は、ゴルフを引退することにしました。一度は100を切ってみたいと思っていましたが、達成できずに残念に思いました。
引退するにも、困ったのが、その当時通っていたゴルフ練習場のプリペイドカードです。大きい金額のカードを買ったほうがプレミアが付いてお得なので、つい1万円のものを買っていました。
それが、かなりの金額、残っていたのです。
「仕方ない。もったいないからプリペイドカードの残額を打ち終えてから、ゴルフ辞めよう。」と思い、ある週末、練習場に行きました。
練習場に到着して、6番アイアンで打ち始めました。やはり、シャンクだらけです。隣のおじさんに睨まれるのが嫌なので、なんとかシャンクを回避しようとして、0.5インチほど短く握ってみましたが、それでもシャンク。
やっぱり、ダメだな、早くプリペイドカードの残額、無くならないかなと思ったのでした。(続く)
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