前回、シャンク病の話 発症編 にて、27歳のときにシャンク病を発症し、それを修正できなくて、ゴルフを辞めようかと思った話を書きました。
今回はその続きになります。
暗闇に光が差し込む
前回、シャンク病の話 発症編 で書いた、シャンク病の中、悲惨なラウンドをしたその後も、練習場に通い、なんとか克服できないかと試行錯誤しました。
しかし、解決の糸口は掴めず、もう辞めるしかないのかと思っていたところ、新聞の折り込みチラシにゴルフ練習場のレッスン生募集の広告が入っているのを見かけました。
「これだっ!」と、暗闇に光が差し込んだ気がしました。
第三者であるレッスンプロが外から私のスイングを見ることで、私には気付くことができなかった重大な欠点を指摘してくれるだろう、そうなれば、シャンク病ともおさらばできる可能性は高いと思いました。
広告を見ると、1回1時間半で全8回、日曜日の昼間のレッスン時間もありました。当時は土日が休みだったので、「ここしかないっ!」と思い、即、練習場に電話して、日曜日のレッスン参加を申し込んだのです。
シャンクの原因さえ掴めれば、それ以上に通う必要もないと思っていたので、全8回というのはちょうどよい期間であると思いました。
いよいよレッスン開始
いよいよ初回レッスン当日の日曜日、これまで行ったことが無い田舎の練習場に車で向かいました。フロントでレッスン生になる申し込みをして、全8回分のレッスン代を現金で支払いました。それで、いよいよレッスンに参加したのです。
レッスン生は、日曜のためか全員、男で、若いのからおっさんまでいましたが、私を含めてみんなへっぽこゴルファーでした。
レッスンと言っても、1時間半、フルショットを打ち続けるだけです。今回はドライバー、今回はアプローチといったテーマがあるわけではなく、毎回、ひたすらアイアンでフルショットするだけでした。
私としては、シャンク病を直したかったので、変に毎回、テーマがあるより、このやる気が無いプログラムの方が好都合でした。
いよいよ打ち始めます。レッスンプロは各打席を順に回って、あーでもない、こーでもないとアドバイスをしていきます。
幸い、みんなへっぽこなのと、田舎の練習場で打席が広かったので、シャンクを打っても、隣の人に睨まれることはありませんでした。
私は、いつものようにほぼ百発百中シャンクを打ちながら、レッスンプロが私の打席に回ってくるのを待っていました。
いよいよレッスンプロに見てもらう
そして、数人の順番の後に、レッスンプロが私の打席にやって来ました。私は、「よろしくお願いいたします。最近、シャンクが止まらなくて。」と自己紹介をしました。
レッスンプロは、「そうですか。それでは打ってみてください。」と言い、いよいよ、レッスンプロが後ろで見ている中、6番アイアンでフルショットしたのです。
すると、ガキっと嫌な手ごたえがしました。シャンクではありませんでしたが、ヒール気味で、スイートスポットは外しているような微妙な球が出ました。ギリギリでシャンクを回避したような感じです。
「あれ?シャンクにならないな。」と思い、もう一球打つと、同じ球になりました。
3球ほど同じ球を打ったところで、そのレッスンプロは、「バックスイングが大きすぎる。」と言いました。
当時は、新年初の練習 で絵に描いたように、シャフトが垂れ下がるようなトップ位置でした。それをもっと小さくしろと言うのです。
私としては、このトップ位置でも、これまではシャンクなど出なかったのですから、トップ位置の問題よりシャンクの原因を知りたかったのですが、レッスンプロを前にしたときに肝心のシャンクが出なくなってしまったので、話になりませんでした。
結局、第一回のレッスンでは、シャンクの原因は掴めなかったのです。(続く)
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